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薪の燃やし方




薪の燃やし方は、経験のある方もいらっしゃると思いますが、薪風呂を燃やしたり釜戸で飯を炊いたりするのと、同じである。大切なことは、燃えやすいものから燃えにくいもの、薪と薪の間に空気の空間を作り、一度に沢山の薪を入れないことです。 あまり一度に入れすぎると燃えはじめの段階で温度が高くなりすぎて、ストーブや煙突をいためる原因になる。私のストーブはカナダ製のブレーズキングというストーブで密閉型のものなのでエアーダンパーで空気を調節しながら薪を焚く。エアーダンパーを開きっぱなしにしておくとあっと言う間に燃え尽きてしまうので、ある程度、火力が安定してきたらエアーダンパーをしぼり、火力を調整する。 ストーブ全体が熱い鉄の塊になり家全体が暖まる。 薪ストーブの焚き始めから粉末の煙突クリーナー(クレオソートを乾燥させる薬品)を使っていたが、焚き始めて3ヶ月ぐらいしたある夜、突然に家中に白い煙が立ち込めてビツクリし、あわてて窓を全部あけ空気の入れ替えをした。煙突クリーナーによってクレオソートに水分が含まれ剥がれ落ちたクレオソートの乾燥したものが一杯になり煙道をふさいでしまったために起こったことだった。また、このクレオソートは煙道火災の原因になるものでそれ以来、1ヶ月に一度は屋根に上り煙突掃除をすることになった。こういう事件は、薪ストーブを焚いている方なら一度や二度は経験されていることでしょう。煙突掃除の必要のない方法は煙突の構造と薪と燃やし方、この3つが、そろっていないと駄目だということを、本で読んだことがあったのを思い出した。 薪ストーブを焚いている方の多くの人が煙突掃除のことを考えると頭が痛い、わずらわしいと思われて居るでしょうが、発想を変えこれを楽しみに変えることで、わずらわしさが軽減するでしょう。 薪ストーブシーズンの終わりが近ずき、春の気配が感じられると今度は薪ストーブのメンテナンスのことを考える季節になる。メンテナンスは、全体をオイルで拭き、錆の出ないようにし、錆びているところは目の細かいサンドペーパーで落とし耐熱塗料を塗っておく、後は、ガスケットの交換、ガスケットは耐熱性の接着剤を使って押さえておく、ガラスのクリーニングその他、燃焼室内をブラシでこすってきれいにしておく。こうしてやると薪ストーブに愛着が出て来るのである。